2009/10/17

ラミネート床 (4) 完成

さて、いよいよラミネートの設置です。
妙にインタラクティブですが、IKEAにも実際の設置のマニュアルがあります。
私が選んだのはTUNDRA,下敷きのスチロールシートHEMSEと設置用アクセサリセットも買いました。
このラミネート板の一枚一枚は結構細長いのですが、あまり半端な長さを使う事はできません。
また一列毎に少しずつずらしてやる必要があります。
部屋の長さが板の長さの整数+1/2倍だったりするとちょうど良いです。
長い方で繋げていって余った分は次の列に足すことになりますが、あまりにも短いとだめという事です。
その分も計算に入れて設置する部屋の面積分プラスαで購入する必要があります。
私は結局30センチ分くらいの板を10数枚余らせる事にしました。

下敷きを敷いて端から敷き詰めていきますが、部屋の周囲の隙間の取り方は結構微妙です。
実際のところ温度変化で床全体がどの程度収縮するものなのかよく分かりませんが、説明には8mmとか書いてあります。
あまり余らせると最後に隠せなくなります。
8mmは結構大きいです。
通常壁に貼ってあるMoldingの厚みはせいぜい1/2インチ(12mmくらい)ですので、8mmは結構ギリギリなのです。
きっちり敷けるなら8mmで良いけど、微妙なときはもう少しきつめにした方が最終的に隙間ができたりするトラブルは避けられるかと思います。

あとははめ込み作業。
滑らせて縦方向はただはめ込むだけ。
横方向の連結はかちっとはまる事になっていますが、これが以外と一筋縄では行きません。
床も全くの平面ではないし、長い板状のラミネートの側面同士をうまく噛み合わせるのは結構難しいときもあります。
がんばって入れようとゴムハンマーなどで叩くとリップ部分が割れたり、表面のラミネートが欠けたりする原因になります。
(数カ所やってしまいました)
私がやってみてはまりにくいときに割とうまく行った最終的なコツは、滑り組ませるように押し込みながら、はめ込む板の上を手の平でばんばん(あまり強くない程度に)叩く方法です。
これはラミネートのメーカーやモデルによって違うコツがあるかもしれません。

ラミネートはどうしても切断する必要がありますが、板のベース素材はMDFみたいなもので、切断するとかなり細かいおがくずが出ます。
結構健康に悪そうなので換気の良いところでマスクなどをして切りましょう。
電動丸鋸が良いと思います。
さらに面倒なのは一列ずつはめるたびに次のを切る、という作業の繰り返しになる事です。
もちろん設置中の部屋で切断すると粉が飛び散るのでやめましょう。
私は屋外にワークベンチを起きっぱなしにして作業しました。
実際に週末一日強でラミネートを敷く作業はほぼ完了しました。

ほぼ敷き終わったところです。

コンセント周りとか、壁とあたるところ等を残すのみです。

あと設置してみて分かるのは、設置自体は素人にできるくらい簡単だけど、ラミネートを敷いていく作業は完全にシリアルだということ。
何かを直そうと思ったらその部分まで今までの作業を全部巻き戻す必要があります。
最初の方が上手にできなかったりしてやり直したくても、それは全部をやり直す事を意味します。
そこら辺がはめ込みタイルとは違いますね。

この部屋はさらに仕切って私の作業部屋を作ろう等と画策していたのですが、天井が天窓で明るいために、結局子供たちに取って日中の居心地の良い遊び部屋になってしまっています。
何のために作ったのやら。
まぁ、気持ちのいい空間ができたので良しとしておきますか。