2009/10/25

Stylus for iPhone

This is an English version of my prior posting in Japanese.

When Palm's PDA was a popular gadget, stylus was the way to work on touch screens. With the large penetration of DS, finger touch operation used in iPhone still probably isn't the majority. The "multi touch" which is essentially tied to the use of fingers, enabled improvements in regular UI operation over the stylus. But there is still one area of application fingers can't beat the stylus. It's drawing.

I recently installed an app called 'SketchBook Mobile' to my iPhone. I've tried some drawing apps on Palm before, but the resolution was low, and since I had a monochrome PalmIII it was not very useful. SketchBook uses a engine that converts the finger movement to a natural stroke. iPhone's beautiful screen makes it a fine tool, but doesn't overcome the difficulty of drawing with your finger. The biggest problem is the fact you can't visually identify the pixel you are currently coloring. It can be set up to offset the point of drawing, but that defeats the whole purpose of direct operation. It is really essential to have visual feedback, a very precise one, for drawing.

So I though I would get a stylus, but couldn't really find one that rang a bell. iPhone's touch screen does not work with a pointed plastic that used to work with PalmIII. I've looked around a bit on the web, and ended up in buying 'Pogo Sketch' on Amazon, which looked pretty decent. It was delivered, I tried it, and I was disappointed. It has a conductive sponge at its tip, which requires to be pressed onto the screen quite a bit. So you can't actually run the pen smoothly to doodle something. And since the tip is a sponge, it deforms by being pressed onto the screen, and makes you lose track of where you are actually coloring.

So I did search the web again for a little more, and found out that there are quite a few out there improvising their own DIY styli. I was heartened by the fact that I was not the only one wanting to use a pen on the iPhone, and went through a few YouTube video's. Basically, you need a conductor to get in contact with the screen, and it needs to be flat with some area of contact. It seems to require the pen's body to also be a conductor which connects the tip to your hand. Many DIY examples uses aluminium foil. You wrap the pen, make a flat tip, wrap it around the tip as well. Yes, it does work, but not so good. It requires that you touch the screen with the entire flat tip for it to be recognized.

I kept looking, and came across another DIY idea.

Make Your Own Stylus for Your IPod Touch/iPhone
This uses a clothing snap as the tip. The base of the snap is round and has some flat area for contact. It is rounded around the base so you would be less worried about scratching the screen. And the snap has a dimple where it meets the other half of the snap, and there is a tiny hole in the center. You make a knot on a string so it does not go all the way through the tiny hole. Thread the string through the hole, and pull the string through the center of a pen shaped metal object and secure it. The dimple on the snap protrudes on the other side to form a ball shaped bump. If the tip of the pen has a small hole on it, it will have some freedom of movement there. This is a clever idea. I have drawn a illustration of this using SketchBook Mobile and Pogo Sketch.


I improvised one myself using a pen shaped knife that I had not been using. It almost feels better than the 10 dollar Pogo Sketch. It might be even better with a smaller diameter snap. Then it would be a good fit if it had a clip to take it along. The picture below shows my improvised version on the top, Pogo Sketch at the bottom.

2009/10/23

iPhone用スタイラス

PalmのPDAが流行ってたころはタッチスクリーン操作の基本はスタイラスでした。
今でもDSの普及率を考えればiPhoneが採用している指での操作は数の上では多数派ではなさそうですね。
マルチタッチという指での操作ならではのインターフェースを導入した事でスタイラスよりも普通のUIの操作性を向上しました。
でもどうしても指ではスタイラスに全くかなわない用途があります。
それは絵を描くことです。

最近iPhoneのSketchBook Mobileというアプリを入れてみました。
Palmでもお絵描きソフトを試したことはあったのですが、解像度も粗いし、そもそも持ってたのがモノクロのPalmIIIだったので使ってみてもいまいちでした。
SketchBookは手の軌跡を自然なストロークに変換するエンジンを使用しています。
iPhoneの綺麗な画面もあってすごく良いのですが、指で絵を描く難しさばかりはどうにもなりません。
何よりも色をつけてるピクセルが自分の指先に隠れていて見えないのが辛いです。
描画位置をオフセットする機能もありますが、それこそ本末転倒です。
絵を描くというのはとにかく視覚でのフィードバック、その精度が重要です。

やっぱりここはスタイラスを使うのが正解、と思ったのですが、なかなか思うようなものが売っていません。
iPhoneのタッチスクリーンはPalmIIIとは違い、先の尖がったプラスチックには反応しません。
いろいろ探した所Pogo Sketchというのがなかやか良さそうだったのでAmazonで購入。
届いて喜んで使ってみて、がっかり。
先端に導電性スポンジがついているのですが、結構しっかり画面に押し付けないと反応しない。サラサラと絵を描くどころではありません。
しかもスポンジなので強く押し付けると変形してしまい、接触している場所のどこに色がつくのか感覚と合いません。

さてそこでインターネットで検索してみると、結構自作している人が沢山いることが分かります。
ペンが使いたいのは自分だけじゃなかった、と感激しつついくつかのビデオを見てみました。
基本的にはスクリーンに接する部分が導体であれば良く、平らで少し面積が必要なようです。
あと手と繋がるペンの軸も導体である必要があるようです。
多くの自作例はアルミホイルを使っています。
軸まで巻いて、先っぽに平らな部分を作って、そこにアルミホイルを巻き付け、しっかり先っぽも覆うようにカバーします。
確かにこれで使えますが何だか使用感はイマイチです。
何よりも平らにした先端全体画面にあたるようにしないとタッチが認識されません。

さらに調べていると、また違う自作のアイデアに遭遇しました。

Make Your Own Stylus for Your IPod Touch/iPhone
こちらは画面との接点として被服用のスナップを利用しています。
スナップの受けの方の丸い台座は一定の接触面積が確保できます。
また台座の周りは丸まっていて傷か着いたりする心配が無いです。
そしてスナップの収まる丸いくぼみがあり、その真ん中にはちょうど穴が空いています。
穴に引っかかるように結び目を作った糸を穴に通します。
さらに通した糸を金属製のペン状のものの軸の中心を通す事で固定します。
スナップのくぼみは裏側では丸い出っ張りですので、糸を通すペンの先端が手頃な大きさの穴になっていれば、そこで自由に角度が変わります。
なかなか秀逸なアイデアです。
SketchBook MobileとPogo Sketchでちょっと図を書いてみました。


私も使っていなかったペン型カッターの軸を利用して自作してみました。
10ドルのPogo Sketchより具合が良いくらいです。
もう少し径の小さいスナップだともっと良さそうです。
あとは持ち歩きやすいようにクリップ等を付ければかなり良い感じになりそうです。
上の奴が自作、下がPogo Sketchです。

2009/10/17

ラミネート床 (4) 完成

さて、いよいよラミネートの設置です。
妙にインタラクティブですが、IKEAにも実際の設置のマニュアルがあります。
私が選んだのはTUNDRA,下敷きのスチロールシートHEMSEと設置用アクセサリセットも買いました。
このラミネート板の一枚一枚は結構細長いのですが、あまり半端な長さを使う事はできません。
また一列毎に少しずつずらしてやる必要があります。
部屋の長さが板の長さの整数+1/2倍だったりするとちょうど良いです。
長い方で繋げていって余った分は次の列に足すことになりますが、あまりにも短いとだめという事です。
その分も計算に入れて設置する部屋の面積分プラスαで購入する必要があります。
私は結局30センチ分くらいの板を10数枚余らせる事にしました。

下敷きを敷いて端から敷き詰めていきますが、部屋の周囲の隙間の取り方は結構微妙です。
実際のところ温度変化で床全体がどの程度収縮するものなのかよく分かりませんが、説明には8mmとか書いてあります。
あまり余らせると最後に隠せなくなります。
8mmは結構大きいです。
通常壁に貼ってあるMoldingの厚みはせいぜい1/2インチ(12mmくらい)ですので、8mmは結構ギリギリなのです。
きっちり敷けるなら8mmで良いけど、微妙なときはもう少しきつめにした方が最終的に隙間ができたりするトラブルは避けられるかと思います。

あとははめ込み作業。
滑らせて縦方向はただはめ込むだけ。
横方向の連結はかちっとはまる事になっていますが、これが以外と一筋縄では行きません。
床も全くの平面ではないし、長い板状のラミネートの側面同士をうまく噛み合わせるのは結構難しいときもあります。
がんばって入れようとゴムハンマーなどで叩くとリップ部分が割れたり、表面のラミネートが欠けたりする原因になります。
(数カ所やってしまいました)
私がやってみてはまりにくいときに割とうまく行った最終的なコツは、滑り組ませるように押し込みながら、はめ込む板の上を手の平でばんばん(あまり強くない程度に)叩く方法です。
これはラミネートのメーカーやモデルによって違うコツがあるかもしれません。

ラミネートはどうしても切断する必要がありますが、板のベース素材はMDFみたいなもので、切断するとかなり細かいおがくずが出ます。
結構健康に悪そうなので換気の良いところでマスクなどをして切りましょう。
電動丸鋸が良いと思います。
さらに面倒なのは一列ずつはめるたびに次のを切る、という作業の繰り返しになる事です。
もちろん設置中の部屋で切断すると粉が飛び散るのでやめましょう。
私は屋外にワークベンチを起きっぱなしにして作業しました。
実際に週末一日強でラミネートを敷く作業はほぼ完了しました。

ほぼ敷き終わったところです。

コンセント周りとか、壁とあたるところ等を残すのみです。

あと設置してみて分かるのは、設置自体は素人にできるくらい簡単だけど、ラミネートを敷いていく作業は完全にシリアルだということ。
何かを直そうと思ったらその部分まで今までの作業を全部巻き戻す必要があります。
最初の方が上手にできなかったりしてやり直したくても、それは全部をやり直す事を意味します。
そこら辺がはめ込みタイルとは違いますね。

この部屋はさらに仕切って私の作業部屋を作ろう等と画策していたのですが、天井が天窓で明るいために、結局子供たちに取って日中の居心地の良い遊び部屋になってしまっています。
何のために作ったのやら。
まぁ、気持ちのいい空間ができたので良しとしておきますか。

ラミネート床 (3)

枠を組み終わりましたが、ベニヤの板を貼付ける前に、せっかく床をあげたのだから床下に電気を配線する事にしました。

まずは壁に埋まっていたOutletを飛び出したJunktion Boxに取り替え、その下からBXケーブル(またの名をAC=Armored Cable)を引き出しました。
BXは最初から金属製のコイル状の被覆がついていてそこそこの柔軟性があるので素人が取り回すのには便利です。
被覆を切った端が中の銅線の絶縁被覆を傷つけないように処理するのがキモです。
切ったりするのはNM(Non-Metallic,プラスチック被覆)のケーブルより大変ですが、NMは直接露出するところには危険です。
NMの場合、通常はConduitと呼ばれる金属またはプラスチックのケースの中を通しますが、ガレージでもない限り見かけが悪いですし、取り回しも大変です。

床下をずっと引き回して床にOutletを出してみます。
本当はオフィスとかにある蓋の着いた奴がかっこいいと持ったのですが、結構かさばってしまってこの床の高さには納まりません。

後は床の段差の前面にもOutletを付けてみました。

電気工事で意外と手強かったのは配線した後のReceptacleを箱の中におさめること。
単純にReceptacle一つあたり、最低3本のワイヤが来てる訳で、12ゲージなら約1.2mm位の無垢の銅線です。
これが何組も繋がってるものを押し込もうとしても相当な曲げ抵抗です。
結局ある程度落ち着く方向を見定めて曲げ癖を付けておいて、あとは力技で押し込みました。
ワイヤは自分で追加するのは14ゲージにしました。
電流容量的にはこれでも十分だし。
後は接合するのも太い銅線は大変。
12ゲージを4本寄り合わせるのなんて、どうすれば良いの、っていう感じ。
これは最終的には専用工具が必要なのかな。
とりあえずロッキングプライヤーの力を借りて解決。
この寄り合わせた奴にねじ込みキャップを被せます。
日本では3本つなげられる圧着接点をカスケードして使うのが普通のようです。


そして電気工事が終わったら、ベニヤの貼付けです。

木ねじや釘で下の枠に固定しながら敷き詰めていきました。
ここは結構の重労働。
深夜までカンカンくぎを打ったりしました。
さて次回はいよいよ完成です。

ラミネート床 (2)

何だか怠けていたらすっかり間があいてしまいました。
ラミネート床の第2回です。
そもそも「ラミネート」ってのが何だか分かりにくいですね。
イメージとしては日本で一般的に「フローリング」といわれるものです。
英語では「床」以上の意味ではないですが、日本語では畳敷き、タイル貼り、リノリウムなどと対比して板張りの「ような」床をさして使われていると思います。
ただ実際、木のように見える床も今時は本物の木では無い確率はかなり高いです。
その正体が「ラミネート」です。

本物の木の床はアメリカでは特に"hardwood floor"と呼ばれます。
もちろんホンモノなんだから良いに決まっています。
でも何が良いのでしょう?
確かに本物の木の風合いはイミテーションに比べればぐっとリッチな感覚ですが、本物の木は気温や湿度による伸縮が大きく、また表面の手入れも結構大変です。
そこで見た目を限りなく木に近付けつつ手入れを楽にしたのが「ラミネート」。

開発したのはスウェーデンのPergo。
今でも最大手のブランドです。
基本的にはMDF(木の粉を接着剤で圧縮して固めた素材)などでできたベースの板の上に木目を印刷し、その上に酸化アルミ(アルミナ)を混ぜて耐摩耗性を強化した仕上げをした板状の部材です。
板の端が噛み合わさる構造になっていて連結しながら敷き詰めて行くと、部屋全体を覆う一枚の板になります。
下の床に対しては固定せずに壁との間に少し隙間を残して温度による収縮ができるようにしておきます。
壁の端は少し隙間を持たせてモールディングで隠します。
下の床との間には衝撃を吸収させるために薄い発泡伊スチロールのシートを敷きます。

通常は床の段差が小さければスチロールシートを敷くだけで対応できますが、うちはコンクリの段差が大きい事と、下の地面との間に若干段差を付けて日本の玄関風にしたかったので、まずベースの床を作る事にしました。
床の高さはラミネートも含めて2インチ(5センチ)程度を想定。
寝かせた2x4と2x2(高さ3.5センチ程度)の上に3/4インチ(2センチ弱)のベニヤを貼る事にしました。
この上にスチロールシートを敷いてからラミネートを敷きます。

ラミネート自体はいろいろ物色した末にIKEAのを選択。
そもそも木で下地を作るので厚みがあったり、クッションが張り付いてる値段の高めの奴は不要。
家の他の床と色調が近いもので手頃な値段のものを購入しました。
スチロールのシートも一緒に購入、木材は近所のHome Depot。
10畳分くらいのベニヤを運ぶのは大変な腕力仕事でした。

最初に床に防湿シートを敷きます。
コンクリの土台(Slab)は湿気を通しますので、木の構造物には湿気があがってこないようにする必要があります。

写真のようにフィルムを敷き詰め、床板を載せるための枠を組み始めました。
積み重なっている箱がラミネート。
奥の方の白いのが発泡スチロールのシートです。
枠は目の字状に組んで、地面の段差は50cm置きくらいに楔を互い違いに差し込み、接着する事で吸収します。
そこでふと気づいたのがスチロールの防振シートはラミネートの直下だけではダメということ。
この下の床の構造もコンクリに対して固定されてはいないので上を歩くと浮いてカタカタと跳ねてしまいます。
なのでこの下のシートもスチロールの防振と防湿をかねた奴を追加。
何とか枠を組み上げました。

となんだかんだで長くなって来たので、続きは次回。