たった今、アマゾンで新しい工具をポチっとやってしまった。
Boschのジグソーだ。
ジグソーは大昔に買ったリョービの安い奴があるのだが、刃の規格が違い、こちらで替え刃が買えない。
しかも切ってみても切れ味は悪く、なかなか前にも進まない。
もともとアマチュア向けのかなりな安物だったので過大な期待はかわいそうだろう。
ただ、安物でもすでに一つ持っていると次のを買うのはなかなか踏ん切りがつかない。
今回思い切ってBoschに手を出したのは直接はジグソーのせいではく、こちらもリョービのコードレス丸鋸の切断力のなさを痛感し、日頃何でもちょっと切ってしまうのに使えるものが欲しかったのだ。
ちょうどくりぬきが必要なものを作っている途中だったので思い切って購入にいたった。
アマチュアとプロの技量の境目ってどこら辺だろう?
木工に事実上失敗のやり直しは効かない。
際限なく材料を使えば可能だが、そんなのは現実的でない。
だから失敗というのは基本的に許されないのだ。
つまり材料の加工を始めたら、切り足りないのは良いが、切り過ぎたらおしまいである。
でもものすごく微妙に足りないときも調整の手段がなければ意味がない。
そういう微調整は本来手工具でやるものだろう。
鉋や鑿、ヤスリなどを駆使して少しずつ予定の寸法に近づける。
これがなかなか難しい。
鉋などは素人にとっては一番の難関だ。
手鋸だって墨線に沿って正確に切れることなどめったにない。
今、結局技量の境目はここだと思っている。
手工具で仕上げができないと際限なく機械に頼る。
機械だってそんなに使いこなせているわけではないのでぴたっと決まらない。
でもそれを調整することができない。
機械で一発で決まるのがアマチュアの理想だが、それが崩れたときにどうにも収束できないのがつらい。
もちろんクオリティの妥協、という最終選択肢にいたるのがいつものケースだが。
でも手工具ももう少し使いこなせないとねぇ。
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