2008/10/08

ウォシュレットの取り付け

すっかり更新間隔が空いてしまった。
ウォシュレットの取り付けは夏休み前に完了。
5月のDIY計画のエントリにも書いたように課題は取り付けと電気だった。

まず基本として水道水をつなげる必要がある。
実は水道の口金のネジの規格は日米共通。
ウォシュレットを付けるにはトイレのタンクに行く水を分岐する必要があるので、
ウォシュレットに接続するホースに加えて分岐アダプタが必要。
あと、元栓が止められるようになっていないと取替え工事が苦労するので、そういう時はいっそ家の水道の元栓を止めて壁の給水口をバルブ付きに換えてしまった方が良い。

次の問題はアメリカのバスルームには通常コンセントがないことだ。
風呂とトイレが一緒になっていて洗面所が別だと、洗面所にはGFCIのコンセントがあるが、バスルーム内にはアウトレットがない。
今回は電灯が2玉のタイプだったので、片方にソケット・コンセント変換アダプタをかませてそこからコードを垂らした。
問題は電気を消すとウォシュレットの電源も消えるので便座と温水のヒーターが消えてしまうこと。
温水の方は用を足してるうちに温まってくるので、まぁしのげないことはないが、ここは今後の改良が必要。
ちなみに換気扇も同じ口から分配しているので、電灯のスイッチを切ると全部消える。
換気扇は電気を切ってから数分回る、とか気の利いたことができると良いのだが、どうすれば良いのか。
日本のホームセンターでは遅延式のスイッチなども売っていたが、さすがに回路は電圧依存がありそうで規格上115Vで使えるとも書いてない。
コンセントとかだけなら上限300Vとかになってるのでアメリカでも安心して使えるのに。

最後に一番大変だったのは設置。
便器とタンクが一体化していて、便器の上面が一番後ろのほうでタンクになだらかに繋がっているため、ウォシュレットの取り付けベースがうまくはならない。
結論としては間にスペーサーを噛ませて取り付け位置を3/4インチほど上げることでタンクとの干渉を逃げることにした。
スペーサーの素材としては水に強いことが絶対条件になるのでWoodCraftのカタログで見つけたプラスチックの塊をSan CarlosのWoodCraftで購入。
これは何だかずっしりとしているけど少しやわらかめのプラスチック。
素材としてはまな板に近い感じだろうか?
密度は高いが木と違って繊維がないので剛性は低い。
加工性は悪くなく、丸鋸もルーターもさくさく削れるが、すべりが良いことと剛性がないせいで刃が最初に食いつくまでにちょっと押し付けてやる必要があり。
また、あまり高速に削ると解けてきそうなので、程ほどで削りかすを取り除いてやる必要がある。
また削りかすはかなりふわふわしたものになる上に静電気を帯びるせいか工具に良くくっつく。
掃除機でこまめに吸い取る必要があった。
そしてこれができたもの。

ウォシュレットの本体を持ち上げたついでに便座のほうの高さをどうするか迷ったが、水の入ってるものなので斜めにしたらまずかろうと思い、便座の足にも一つ一つスペーサーを作った。
根元の取り付け部分は本来の取り付けベースを3/4インチ高くした上で1.5インチ前方にオフセットしている。
幸い便器はあまり小さくないので便座が前のほうでせり出すようなことにはなっていない。
便座と便器の間に3cmくらいの空間があり、座る位置が微妙に高めなのが不思議な感覚だが、これでウォシュレット生活が開始できた。

これは確か6月のうちにできていたと思う。

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